本来ガーデニングは自然を楽しむものですから
薬品類を使うのは抵抗があるのですが
やはりどうしても虫や植物の病気など、どうしようもないものはあるので
薬品類も使うことがあります。

◆殺虫剤

最も多様する薬品がこれです。
植物を育てるとわかることですが、外気に触れるところで植物を育てると
必ずと言っていいほど虫がわきます。
しかしかわいい花を虫どもに食わせるわけにはいかないので
遺憾ながら殺虫剤を使います。
殺虫剤といってもこれもまた複数の種類があり
スプレー式で噴射する物や、設置式の錠剤
さらには肥料に殺虫成分を混ぜたものなどいろいろあり
先人の虫に対する苦労がしのばれます。
個人的に設置式のものや肥料式のものはなんだかいかにも植物に悪そうな感じがするので
ぼくはスプレー式のものを植物にできるだけかからないように
注意深く散布しています。

◆殺菌剤

植物に取って虫害よりも恐ろしいのは、植物の病気です。
病気にはいろいろな原因があるのですが、中でも多いのは
菌やカビによるものです。
人間も菌によって風邪を引くように、植物も生きていますから菌によって病気になるわけです。
しかし植物は人間のように頑丈に作られていないので
自然治癒はあまり期待できません。
そこで使うのがこの殺菌剤です。
これも殺虫剤と同じように噴霧して使うものや、肥料として与えるものなど複数の種類があります。
植物の病気は鉢の方に菌が蔓延していることがよくあるので
ぼくの場合はまず土を代えてから、肥料と一緒に殺菌剤を与えています。

◆成長促進剤

これは肥料の一種として販売されていたり
錠剤として根っこの横に置いたりして使用する物です
その名の通りこの薬品を使うと植物が早く、そして大きく育ったりします。

ですが、これは若干自然の摂理に反したものなのではないかと思います。
植物は成長の過程が楽しいとぼくは思っているので
こういう薬品を使って成長させるのはやはり抵抗があります。
もちろん考え方というのは人それぞれなので
使いたいという人に文句は言いませんが、おすすめはできないです。

このように、いろいろな薬品がガーデニング用品として売られていますが
どの薬にも言えることは、使いすぎはよくないということです。
殺虫剤も殺菌剤も、なにかを殺すためのものですから
大量に使えばやはり植物にも悪影響が出ます。
キッチンガーデンの場合などはそれがそのまま食べる人にも返ってくるわけで
通常のガーデニングと比べても注意が必要だと思います。
虫に食われないことは重要ですが、文字通り「虫も食わない」野菜にならないよう
ご注意を・・・