土というのは植物に取って、まさに命綱ですから
おろそかにしてよいものではありません。
ガーデニングに使う土は、土と一言で言っても、これまたいろいろな種類があります。

◆赤玉土

ガーデニングで最も多く使われている土は、赤玉土と呼ばれる土です。
赤玉土とは元々は赤土と呼ばれる粘土の高い土で、火山灰からできています
これを乾燥させて、粒の大きさごとに大中小にわけたものが赤玉土です。
粒の大きさごとに通気性や保水性が違い、植物ごとに使い分けたり
他の土と混ぜたりなどして使われます。

◆黒土

これも赤玉土と同じく元は火山灰からできた土ですが
赤玉土と違ってそのままでも植物の肥料になる成分が多く含まれており
その点だけを見れば赤玉土とりも優れていると言えるのですが
いかんせん通気性が悪く、一長一短で
赤玉土と混ぜて使われたりします。

◆腐葉土

文字通り葉っぱが腐ったものです。
クヌギなどの落ち葉が集まって腐るとこの腐葉土になりますが
厳密には有機物ですし土と違うと言えば違います。
しかし有機物であるからこそ、植物に必要な養分が多く含まれており
水はけもよく、非常に優秀な土だと言えるでしょう。
なにしろ元は植物ですから、例えば人間で言うなら
牛や豚などの肉を食べるのと同じで
身体を作る成分をそのまま取り込めるわけです。
そのかわりと言ってはなんですが、根の座りが若干悪く
根の浅い植物だとちょっとした拍子で抜けてしまうこともままあります。
そのため、これも赤玉土など他の土と混ぜて使われることが多いようです。
混ぜる時は、硬すぎてもだめ、やわらかすぎてもだめなので
実際に土を触りながら試してみるのが一番ですが
腐葉土2に対して赤玉土8か腐葉土3に対して赤玉土7ぐらいが、個人的にはおすすめです。